献血にも少子化が影響
日本赤十字社の集計によると、2024年度の全国の献血者数は前年比0.4%減の498万7309人だった。総献血量は同0.3%増の224万2839リットルでほぼ前年度水準を維持した。
献血者数(延べ人数)の内訳
- 16~19歳:21万2373人
- 20代:66万1991人
- 30代:70万7258人
- 40代:108万8975人
- 50代:157万397人
- 60代:74万6315人
1994年度からの年代別の献血者数の推移をみると、50-60歳代のシニア層は右肩上がりに伸びているものの、1990年代までは主力だった20代は長期漸減傾向。30代は2010年代以降、40代は2020年以降マイナス基調となっている。
少子高齢化の影響に加え、コロナ禍を機に企業やショッピングモールなどへの献血バスの出動が減少。また、企業・団体献血を実施しても、テレワークが定着したことで、以前ほど協力者が集まらないなどの事情もあるという。
輸血用血液製剤や血液から特定のたんぱく質を抽出して作る血漿分画(けっしょうぶんかく)製剤の多くは高齢者の医療に使われている。少子高齢化の人口構造は容易には解消されないため、高齢者医療を支えるためには、若い世代の献血協力者確保が喫緊の課題となっている。
【資料】
- 日本赤十字社「血液事業年度報(令和6年=2024年度)」
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