全国清涼飲料連合会(東京都千代田区)は2025年9月初旬、全国の15~69歳を対象にペットボトル飲料などのリサイクルに関する意識調査を実施。1037人から有効回答を得た。
自動販売機の横にあるのは「ビン・缶・ペットボトルを回収するリサイクルボックス」だと認知している人は全体の71.8%。逆に言えば、3割近くの人はごみ箱との区別ができていないことになり、「(ビン・缶・ペットボトル以外の)異物を入れたことがある」人は21.1%に達した。

自販機横に設置されているリサイクルボックス(写真提供:全国清涼飲料連合会)
入れた異物は「プラカップ」55.7%が最も多く、「レジ袋」「菓子袋」が続いた。「他に入れる場所がなかった」53.4%、「家まで持ち帰りたくなかった」14.2%などの理由で、つい入れてしまうケースが多いようだ。「入れてはいけないことを知らなかった」人も32.0%いた。
リサイクル対象のペットボトルや缶も、「飲み残しがあると異物扱い」となることを知っている人は62.6%。異物になるとリサイクルできず、再生工場でトラブルを引き起こすことがあると認識している人は55.3%だった。
4割ほどの人が「飲み残しがあっても、再生されているだろう…」と考えている可能性があるが、これは誤り。リサイクルボックスに入れていいのは、空になったビン・缶・ペットボトルのみ。
【資料】
- 全国清涼飲料連合会「清涼飲料水容器のリサイクルに関する消費者意識調査2025」
バナー写真:PIXTA




